この記事のポイント
- 徒手療法大学は、座学をEラーニング、実技を毎月1〜2回の対面で学ぶ形式で、仕事を続けながら通えるように設計されています。
- ただし、3年間の学習時間は合計2,550時間です。均等に配分すると、週約16時間の学習時間を確保する必要があります。
- 費用は、入学金58,000円と、授業料月額38,000円(教材費込み)です。3年間の総額は1,426,000円です。
目次
結論:働きながら取れる。ただし週の学習時間の確保が条件
「仕事を辞めずに、カイロプラクターの資格を取れるのか」。この問いに、徒手療法大学の学長として、先に結論をお答えします。仕事を続けながら通える設計になっています。ただし、週に約16時間の学習時間を、3年間続けて確保できることが条件です。
この記事では、気持ちの面ではなく、時間・スケジュール・費用を具体的に整理します。ご自身の生活に当てはめて、続けられるかを見積もるための記事です。
なお、日本にカイロプラクティックの国家資格はありません。取得できるのは、本学が独自に認定する「認定カイロプラクティックプラクティッショナー(Certified Chiropractic Practitioner)」です。資格の種類については、カイロプラクティック資格の種類と取得方法をご覧ください。
学び方の仕組み:Eラーニングと対面実技
| 項目 | 座学(講義) | 実技 |
|---|---|---|
| 形式 | Eラーニング(Moodle) | 対面(名古屋・神戸・札幌のいずれかの校舎) |
| 頻度 | 自宅で学習 | 毎月1〜2回 |
| 時間数(3年間) | 2,100時間 | 450時間 |
座学は、時間と場所を選ばずに進められるので、仕事の都合に合わせて学習時間を組み立てられます。実技は、手の感覚を身につけるために、毎月1〜2回、校舎に通って対面で学びます。遠方にお住まいの場合は、このための通学の時間と交通費を、あらかじめ見込んでください。
学習時間の目安:3年間で2,550時間
3年間(36か月、約156週)で、講義2,100時間と実技450時間、合計2,550時間を学びます。これを均等に割ると、次の時間が必要になります。
| 区分 | 3年間の合計 | 1か月あたり | 1週間あたり |
|---|---|---|---|
| 座学(講義) | 2,100時間 | 約58時間 | 約13.5時間 |
| 実技 | 450時間 | 12.5時間 | 約3時間 |
| 合計 | 2,550時間 | 約71時間 | 約16時間 |
上の表は、時間数を3年間で均等に割った単純計算の目安です。実際の配分は、科目や時期によって前後します。
週に約16時間というのは、決して軽い負担ではありません。仕事と両立するには、毎週の時間割を、あらかじめ決めておくことが大切です。
1週間のスケジュール例
週に約16時間を確保する、時間割のモデルを3つ挙げます。いずれも、考え方を示す例です。ご自身の勤務形態に合わせて組み替えてください。
| タイプ | 平日 | 休日 | 週の合計 |
|---|---|---|---|
| 平日勤務・土日休み | 夜に1.5時間×5日=7.5時間 | 1日4時間×2日=8時間 | 15.5時間 |
| シフト勤務・休みが不規則 | 勤務日は1時間×4日=4時間 | 休み1日3時間×3日=9時間(まとめて学習) | 13時間+実技 |
| 自営・時間の調整がしやすい | 午前に2時間×5日=10時間 | 1日3時間×2日=6時間 | 16時間 |
表の合計には、毎月1〜2回の対面実技(月に12.5時間の目安)が含まれていません。実技の日は、別に休みや半日を確保します。
3年間の流れと入学時期
修了までは、入学から数えて3年間です。毎月、座学のEラーニングを進めながら、月1〜2回、校舎で実技を学びます。年次ごとの科目は、履修科目のページで公開しています。
2027年度の入学時期と定員は、次のとおりです(学費|募集要項より)。
| 校舎 | 入学時期 | 定員 |
|---|---|---|
| 名古屋校 | 2027年9月生 | 2名 |
| 神戸校 | 2027年9月生 | 4名 |
| 札幌校 | 2027年8月生 | 5名 |
定員は少人数です。実技で一人ひとりの手の動きを見るために、人数を絞っています。入学を考えている方は、早めにお問い合わせください。
費用と支払い
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 58,000円 |
| 授業料(教材費を含む) | 月額38,000円 |
| 3年間(36か月)の合計 | 1,426,000円(58,000円+38,000円×36か月) |
授業料に教材費が含まれているので、教材を買い足す必要はありません。ただし、実技の会場までの交通費は、上の金額に含まれません。遠方からの通学では、移動の費用も計算に入れてください。
費用の比較の考え方は、カイロプラクティック資格の費用相場とROIで解説しています。
両立するための4つの工夫
1. 学習時間を、先にカレンダーに入れる
空いた時間に学ぶのではなく、週の学習時間をあらかじめ予定として固定します。仕事の予定と同じ扱いにするのが、続けるコツです。
2. 実技の日を、早めに確保する
実技は毎月1〜2回の対面です。勤務先に、休みの調整をお願いできるかを、入学前に確認しておくと安心です。
3. 最初の3か月で、自分のペースを確かめる
均等に割った目安と、実際にかかる時間は、人によって違います。最初の3か月で、無理のない学習のペースを見つけてください。
4. 家族や職場に、あらかじめ伝える
週16時間の学習は、周囲の理解が必要です。入学前に、家族に目標と時間割を共有しておくと、続けやすくなります。
向いている人・難しい人
向いている人
- 週に約16時間を、3年間続けて確保できる方
- 実技の日(毎月1〜2回)に、校舎へ通える方
- 手を動かして学ぶことが好きで、反復の練習を続けられる方
難しい場合がある方
- 残業や出張が多く、週の学習時間を固定できない方
- 実技の日に、休みを取れる見込みが立たない方
- 校舎まで通うのが、距離や費用の面で難しい方
難しい場合に当てはまっても、入学前に相談できます。働き方に合わせた学び方を、一緒に考えます。
よくある質問
仕事を辞めずに、カイロプラクターの資格を取れますか?
座学がEラーニング、実技が毎月1〜2回の対面という形式で、仕事を続けながら通えるように設計しています。ただし、3年間で2,550時間(週約16時間)の学習時間が必要です。
実技はどのくらいの頻度で通いますか?
毎月1〜2回、名古屋・神戸・札幌のいずれかの校舎で、対面で行います。
遠方に住んでいても通えますか?
座学はEラーニングなので、場所を選びません。実技は、いずれかの校舎に通う必要があります。移動の時間と費用は、事前に見込んでください。
総額はいくらですか?
入学金58,000円と、授業料月額38,000円(教材費を含む)で、3年間の合計は1,426,000円です。実技会場までの交通費は含まれません。
いつから入学できますか?
2027年度は、名古屋校と神戸校が9月生、札幌校が8月生です。定員は、名古屋校2名、神戸校4名、札幌校5名です。最新の情報は、学費|募集要項でご確認ください。
修了すると何の資格が得られますか?
本学が独自に認定する、認定カイロプラクティックプラクティッショナー(Certified Chiropractic Practitioner)です。国家資格ではありません。
まずは相談から
働きながら続けられるか、不安な点を、入学前に相談できます。ご自身の仕事の予定をお伝えいただければ、学習時間の組み方を、一緒に確認します。
社会人からの転職を考えている方は、脱サラしてカイロプラクターになるには?30代・40代からの再挑戦もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人:榊原 直樹
徒手療法大学 学長 / 米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック (DC) / 医学博士 (PhD)
1998年に米国カリフォルニア州でDCライセンスを取得し、ロサンゼルスで10年間臨床に従事。帰国後、岐阜大学医学部にてスポーツ医学の医学博士号を取得。現在は名古屋駅前での臨床の傍ら、徒手療法大学(名古屋・神戸・札幌)の学長として後進の育成に尽力している。
2000年よりヴィパッサナー瞑想を実践し、毎日の瞑想を日課とする。心身両面からのアプローチを探求し続けている。