10月24日(土)、東京・品川のきゅりあんで開かれる「カイロプラクティック・フォーラム2026」に、徒手療法大学として登壇します。14:00から17:00までのA会場のセッションを、前半・後半各90分で担当します。
このセッションで私たちが伝えたいことは、一つです。カイロプラクターは、海外でも、身ひとつで社会に貢献できる。特別な設備や大きな後ろ盾がなくても、自分の手と学びと誠実さを携えて行けば、国境を越えて人の役に立てると私は考えています。
前半は私が担当し、「仙腸関節の形態学的考察」をお話しします。タイの大学医学部との共同研究で、献体の仙腸関節を観察し、私たちが触診で捉えている所見に解剖学的な裏づけを与えるための基礎データを集めています。2026年8月にはタイの大学で解剖実習を行い、同大学医学部の理事長からは、当校との正式な提携校申請の意向も示していただきました。研究はまだパイロット段階です。結論を語るのではなく、現在地と、これから何を明らかにしたいのかを、率直にお伝えするつもりです。
この研究は、献体してくださった方々とご遺族のご厚意なしでは成り立ちません。深い感謝とともに臨みます。
後半は、札幌校校長の木瀧洋文先生が、「ミャンマーでの文化交流・ボランティア活動と徒手療法大学の理念」をお話しします。ミャンマーの孤児院や病院での活動は、私たちが海外とつながる原点です。現場での経験を、木瀧先生自身の言葉でお伝えします。
研究室で積み上げる仕事と、現地に足を運ぶ仕事。入り口は違っても、問いは同じです。臨床家は、国境を越えて何ができるのか。海外大学との共同研究、海外でのボランティア治療、海外大学との独自ルートによる解剖実習をあわせて実践しているカイロプラクティック学校は、当校の知る限り他にありませんが、私たちはそれを誇るためではなく、自分たちにできることを伝えるために登壇します。二つの講演から、その答えのヒントを持ち帰っていただければ幸いです。
当日、会場でお目にかかれることを楽しみにしています。
徒手療法大学 学長 榊原直樹
開催概要
- 日時:2026年10月24日(土)14:00〜17:00
- 会場:きゅりあん(品川区立総合区民会館)6階A会場
- 内容:前半 榊原直樹「仙腸関節の形態学的考察」/後半 木瀧洋文校長「ミャンマーでの文化交流・ボランティア活動と徒手療法大学の理念」

この記事を書いた人:榊原 直樹
徒手療法大学 学長 / 米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック (DC) / 医学博士 (PhD)
1998年に米国カリフォルニア州でDCライセンスを取得し、ロサンゼルスで10年間臨床に従事。帰国後、岐阜大学医学部にてスポーツ医学の医学博士号を取得。現在は名古屋駅前での臨床の傍ら、徒手療法大学(名古屋・神戸・札幌)の学長として後進の育成に尽力している。 2000年よりヴィパッサナー瞑想を実践し、毎日の瞑想を日課とする。心身両面からのアプローチを探求し続けている。