AKT(Arthro-Kinesiological Technique)
徒手療法大学が独自に開発した「AKT(関節運動学的テクニック)」は、特に動作時の痛みに悩む患者様に対し、劇的な改善をもたらすことを目指したオリジナルの治療技術です。
このテクニックは、身体の関節がどのように動き、それが神経系や筋肉にどう影響するかという「関節運動学(Arthokinematics)」の深い理解に基づいています。関節のわずかなズレや制限が、特定の動作時に痛みを引き起こすという理論に着目し、その根本原因にアプローチします。
AKTの具体的な効果と応用
AKTは、特に以下のような動作痛を伴う症状に対して、その高い治療効果を発揮します。
- 急性腰痛(ぎっくり腰): 前屈する際の鋭い痛みが特徴のぎっくり腰に対し、AKTは痛みの原因となっている関節の機能不全を特定し、正確なアプローチで改善を促します。これにより、施術直後から前屈動作がスムーズになるなど、痛みの軽減と可動域の回復を実感できるケースが多く見られます。
- 寝違え: 首を回す際の強い痛みや可動域の制限がある寝違えに対しても、AKTは非常に有効です。頭頸部の関節の動きを細かく評価し、適切な調整を行うことで、回旋動作時の痛みを和らげ、首の動きを改善します。
AKTは、単に痛みを抑えるだけでなく、痛みを引き起こしている動作パターンそのものの改善を目指します。これにより、患者様は日常生活での快適さを取り戻し、再発予防にもつながります。
徒手療法大学では、このAKTをカリキュラムの核として深く教授しています。学生は、実践に即した指導のもと、この独自の技術を習得し、患者様の「動く喜び」を取り戻すための確かなスキルを身につけていきます。