「自分にとってカイロプラクターが天職なのだろうか?」 「興味はあるけれど、一生の仕事にする自信がない」
進路に悩む方から、よくこのような相談を受けます。自分のやりたいことが明確に見えない状態では、アクションを起こすこともできません。なぜ、私たちは自分の本音や「天職」を見失ってしまうのでしょうか。
それは、あなたが感情の渦に巻き込まれているからです。 感情というのは、たいていの場合「不安」や「恐怖」といったネガティブなものです。心がこれらに占拠されている時、奥底から響く小さな「心の声」はかき消され、意識の表面まで届きません。
今回は、スタンフォード経営大学院で教鞭を執るグラハム・ウィーバー氏の理論を紐解きながら、あなたが心の奥底にある「答え」を見つけ、カイロプラクターという天職へ一歩を踏み出すためのヒントをお伝えします。
天職への道を閉ざす、頭に刺さった「4本の釘」
ウィーバー氏は、私たちの行動を制限しているものを「頭に刺さった釘」と表現しています。カイロプラクターを天職として選びたいのに動けない人の頭には、特に以下の「釘」が刺さっていることが多いのです。
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常識という手錠:「今から新しい勉強なんて遅い」「安定した職を捨てるべきではない」という社会的な思い込み。
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恐怖の鎖:「失敗したらどうしよう」「食べていけなかったらどうしよう」という、生存本能からくる過剰な防衛反応。
自分を制限している固定観念や常識(と思っているもの)、思い込み。これらが、あなたの本当の願望を覆い隠してしまっています。まずは、この不安や恐怖などの感情を除去し、「釘」を抜くこと。そうすれば、心の声が意識まで届き始めるのです。

「情熱」ではなく「エネルギー」が天職のサイン
「一生をかけられる情熱を見つけろ」と言われると、重たく感じてしまいませんか? カイロプラクターが天職かどうかを判断するのに、最初から燃えるような情熱は必要ありません。大切なのは、静かな「エネルギー」に従うことです。
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なんとなくカイロプラクティックの記事を読んでしまう。
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人の体を治す技術に「かっこいい」と感じる。
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「独立」という響きに心が反応する。
この「なんとなく気になる(好奇心)」こそが、あなたの内側から湧き出るエネルギーであり、心の声の正体です。
今、あなたがこの学長コラム記事を読んでいるということは、カイロプラクティックに少なからず興味を持っているということなのだと思います。カイロプラクティックを勉強して、カイロプラクターとして独立したいという心の声が、このページを手繰り寄せているのかもしれません。
「9 Lives」:カイロプラクターになった自分を想像する
もし、失敗しないことが保証されていたら、あなたはどんな人生を送りたいですか? 今の人生と並行して、いくつもの人生(9 Lives)があると想像してみてください。
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ライフ1:今のままの人生
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ライフ2:カフェのオーナー
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ライフ3:多くの患者さんに感謝されるカイロプラクター
その中で、もっともワクワクするものはどれでしょう? もし「ライフ3」に心が躍るなら、それがあなたの天職である可能性が高いです。
いきなり会社を辞める必要はありません。まずは本を読んでみる、体験会に行ってみる、あるいは徒手療法大学のサイトを隅々まで見てみる(ベビーステップ)。それだけで、あなたの人生は動き出します。
「わくわく」を感じるなら、それは間違いなくあなたの天職です
不安や恐怖といった「心の釘」が抜け、自分の感情を排して心の叫びに耳を傾けたとき、そこにあるのは純粋な「わくわく感」はずです。
その感覚は、子供の頃、夏休みが待ち遠しくて心待ちにしていた、あの頃のわくわくと似ている、いや同じです。「早く勉強したい」「早く技術を身につけたい」「自分の手で人を癒したい」。
そのわくわくを感じる方向へ、何も恐れることなく進んでください。それが、カイロプラクティックであるならば、それはあなたにとって紛れもない天職です。ぜひ一度、本学(徒手療法大学)ものぞいてみてください。
いったん、自分の心の叫びに気づいたら、あとはアクションを起こすだけです。 あなたのその小さな「好奇心」が、未来のあなた自身、そして多くの患者さんの笑顔を作る「確信」へと変わる瞬間を、私たちは全力でサポートします。

記事のまとめ:心の声に従えば、カイロプラクターは天職になる
今回のコラムでは、やりたいことが見つからない原因と、その解決策についてお伝えしました。
頭の釘を抜く:動けないのは能力不足ではなく、不安や常識という「釘」が刺さっているだけです。まずはネガティブな感情を排して、心のブレーキを外しましょう。
エネルギーに従う:最初から燃えるような情熱は不要です。「なんとなく気になる」「かっこいい」という静かなエネルギーこそが、天職への羅針盤です。
わくわく感が正解:もし、カイロプラクターとして活躍する自分を想像して、子供の頃の夏休みのような「わくわく」を感じるなら、それは間違いなくあなたの天職です。
自分の心の声に気づいたら、あとは小さな一歩(ベビーステップ)を踏み出すだけです。 その一歩が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになることを願っています。
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この記事を書いた人

榊原 直樹(Naoki Sakakibara) 徒手療法大学 学長 米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック (D.C.) 医学博士 (Ph.D. / 岐阜大学医学部 スポーツ医学)
【プロフィール】 1998年、米国カリフォルニア州にてD.C.ライセンスを取得。ロサンゼルスにて10年間、本場のカイロプラクティック臨床に従事する。 2007年に帰国後、岐阜大学医学部にてスポーツ医学の医学博士号を取得。現在は名古屋駅前にて「スポーツ医学&カイロプラクティック研究所」を運営し、臨床歴は28年を数える(2025年現在)。 「世界標準の徒手療法家を日本で育てる」という情熱(エネルギー)に従い、徒手療法大学の学長として後進の育成に全力を注いでいる。 日課は毎朝1時間のボディビルと、2000年から続けているヴィパッサナー瞑想。心と体の両面から「人間」を探求し続けている。