カイロプラクターの自信は「スキル」で作れる!臨床で結果を出すための4つのステップ

記事要旨

臨床で十分な知識と技術を持っているにもかかわらず、結果が出せないカイロプラクターの多くは「自信」が不足しています。本記事では、自信を『後天的に習得可能なスキル』と定義し、反復練習やアファーメーションを通じて、プロフェッショナルとしての揺るぎない自信を構築する4つの具体的なステップを解説します。

将来、一流のカイロプラクターを目指す皆さん、こんにちは。徒手療法大学、学長の榊原直樹です。

カイロプラクターとして患者様の健康に寄与するためには、解剖学や生理学といった医学知識、そして正確なアジャストメントなどの治療技術を習得することは、絶対不可欠です。真剣にこの道を志すのであれば、これは議論の余地もない「至極当たり前のこと」です。

しかし、臨床の現場に長くいると、ある不思議な現象に直面することがあります。 それは、「必死に学び、努力の方向性も間違っていないのに、実際の治療では結果が出ない」というケースです。

練習では素晴らしいパフォーマンスを発揮できるのに、いざ患者様を前にすると、その手技が決まらない。知識が出てこない。 この原因の一つは、技術不足でも知識不足でもありません。

それはカイロプラクターとしての自信の欠如です。

今回はプロの治療家として絶対に持っておくべきマインドセットについてお話しします。

カイロプラクターの自信は「性格」ではなく「スキル」である

多くの人は「自信」を、生まれ持った性格や才能だと勘違いしています。しかし、ジョーゼフ博士が提唱するように、自信とは後天的に身につけられる「スキル(技術)」です。

カイロプラクティックの技術と同様、自信もトレーニングで鍛えることができるのです。では、臨床で結果を出すための「揺るぎない自信」はどうやって作るのか? その具体的な4つのステップを伝授します。

カイロプラクターとして自信が持てずに悩んでいませんか?自信は性格ではなく、トレーニングで身につく「技術」です。本記事では、徒手療法大学学長が、臨床で揺るぎない自信を構築するための4つの具体的なステップを解説します。

1. 「できて当たり前」の領域へ至る反復練習

「練習では上手いのに、本番に弱い」 この悩みを抱えるカイロプラクターに圧倒的に足りないもの、それは反復練習の量です。

教科書を一度読んで理解した、手技のセミナーに一度出て形を覚えた。それだけで「できる」と思ってはいけません。 臨床の現場において、頭で考えてから手が動くようでは遅すぎるのです。

  • 知識であれば、即座に引き出せるまで。

  • 技術であれば、無意識レベルで指が動くまで。

「できて当たり前」と思えるレベルまで徹底的に繰り返すこと。この泥臭い反復こそが、「私はこれだけやったのだから失敗するはずがない」という、プロとしての骨太な自信を形成します。

2. 自分を最強だと信じ込ませるアファーメーション

次に必要なのは、自分自身への語りかけ(セルフ・トーク)です。 謙虚さは日本人の美徳ですが、治療の瞬間に「治せるかな…?」という不安は、指先を通じて患者様に伝わります。

プロとして白衣を着たら、次のようなアファーメーション(自己肯定の宣言)を行ってください。

「自分の知らない医学知識は、他のカイロプラクターが知っているはずがない」 「私のカイロプラクターとしてのスキルは、世界中の治療家の中でもトップクラスに違いない」

鏡の中の自分に向かって、あるいは気心の知れたパートナーや親友に向かって、何度もこう断言してください。言葉は思考を作り、思考は現実を作ります。

※注意点 ただし、あまり親しくない人や初対面の人にこれを熱弁すると、単なる傲慢な人だと思われて少し引かれてしまうかもしれません(笑)。あくまで、自分の潜在意識を書き換えるためのトレーニングとして行ってください。

3. ネガティブな環境・人間関係を断捨離する

自信を育てるには、環境選びが命です。 あなたの周りに、こんな人間はいませんか?

  • いつも愚痴や不満、不平ばかり言っている人

  • いかに自分が不幸かを延々と語る人

  • あなたの夢や目標に対して否定的な返事しかしない人

もし心当たりがあるなら、今すぐにその人から離れてください。

厳しいことを言うようですが、それがたとえ親や兄弟であったとしてもです。ドリームキラー(夢を壊す人)のネガティブな言葉は、ボディブローのようにあなたの自信を削ぎ落とします。 一流のカイロプラクターを目指すなら、お互いを高め合えるポジティブな環境に身を置く覚悟が必要です。

ネガティブな環境・人間関係を断捨離する 自信を育てるには、環境選びが命です。 あなたの周りに、こんな人間はいませんか? いつも愚痴や不満、不平ばかり言っている人 いかに自分が不幸かを延々と語る人 あなたの夢や目標に対して否定的な返事しかしない人 もし心当たりがあるなら、今すぐにその人から離れてください。 厳しいことを言うようですが、それがたとえ親や兄弟であったとしてもです。ドリームキラー(夢を壊す人)のネガティブな言葉は、ボディブローのようにあなたの自信を削ぎ落とします。 一流のカイロプラクターを目指すなら、お互いを高め合えるポジティブな環境に身を置く覚悟が必要です。

4. 他人に自信を与える(情けは人の為ならず)

最後にできることは、他者をエンパワーメントすることです。 同僚が良い治療をした時、後輩が努力している時、それを認め、称賛し、彼らに自信を与えてください。

日本のことわざに「情けは人の為ならず」という言葉があります。これは「人に親切にするのは、その人のためだけでなく、やがて巡り巡って自分に返ってくる」という意味です。

誰かの良いところを見つけ、言葉にして伝える。その瞬間、相手だけでなく、あなた自身の心もポジティブなエネルギーで満たされます。他人の成功を喜べる器の大きさは、そのまま治療家としての器の大きさとなり、結果としてあなた自身の揺るぎない自信へと還ってくるのです。

結論:技術と自信の両輪を回せ

徒手療法大学では、最高峰の医学知識と技術を教えます。しかし、それを使うのは「あなた自身」です。

知識があっても、自信がなければ宝の持ち腐れです。 逆に、根拠のない自信だけあっても、それはただの過信です。

「圧倒的な学習と練習」に裏打ちされた「本物の自信」。 これからカイロプラクターを目指す皆さんには、この両輪を回し、多くの患者様を救える真のプロフェッショナルになってほしいと願っています。

自分にはできる。そう信じて、最初の一歩を踏み出しましょう。



この記事を書いた人

徒手療法大学の学長、榊原直樹

徒手療法大学 学長 榊原 直樹 (Naoki Sakakibara, Ph.D., D.C.)

【経歴】 米国カリフォルニア州公認ドクター・オブ・カイロプラクティック(D.C.)。 ロサンゼルスにて10年間、カイロプラクターとして第一線で臨床経験を積む。2007年に日本へ帰国後、岐阜大学医学部にてスポーツ医学の医学博士号(Ph.D.)を取得。 現在は名古屋駅前にてカイロプラクティック治療院を運営する傍ら、徒手療法大学の学長として後進の育成、プロフェッショナルの輩出に情熱を注いでいる。

【学長の日課・ライフスタイル】 18歳(東北大学入学時)からボディビルを開始し、現在も毎朝1時間の筋トレを欠かさない。また、2000年にゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想に出会って以来、毎朝晩30分の瞑想を日課としている。 「継続は力なり」を自らの肉体と精神で体現し続けており、その経験に裏打ちされた指導は、技術面だけでなくメンタル面においても多くのカイロプラクターから支持されている。


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