【名古屋校】10年後の自分を作る、今の「本気」の積み重ね

本日、徒手療法大学名古屋校にて「胸椎・肋骨」をテーマにした実技講習を行いました。

胸椎や肋骨周辺というエリアは、臨床において非常に奥深い領域です。従って、単なる「背中の痛み」として片付けてしまうのは短絡的です。

今日学んだように、肋間神経痛や椎体圧迫骨折、あるいは内臓からの関連痛(胃、膵臓、腎臓など)といった病理・生理学的な背景を常に鑑別しながらアプローチする必要があります。

特に今回は、筋膜リリースの実技に重点を置きました。

姿勢維持に関わる上後鋸筋や僧帽筋、広背筋への介入。T4症候群に見られるような交感神経系への影響まで考慮し、指先の感覚を研ぎ澄ませていく作業です。

講義中、私が何より感銘を受けたのは、生徒の皆さんの「眼差し」でした。 誰一人として気を抜くことなく、食い入るようにデモンストレーションを見つめていました。

ペアワークでは汗をかきながら手技の習得に励んでいました。その熱気と真剣さは、指導する私にとっても非常に心地よいものでした。

しかし、ここで一つ、皆さんに改めて伝えておきたいことがあります。

「練習を、ただの練習だと思ってやってはいけない」

実技室で友人の体を借りて練習している時、その手を「練習台」に置いているのか、それとも「苦しんでいる患者さん」に置いているのか。その意識の差は、指先のタッチに明確に表れます。

臨床の現場に出れば、教科書通りの体をした患者さんは一人もいません。今日学んだ解剖学的知識をベースにしつつも、目の前の生きた身体と対話する。その緊張感と責任感を、日々の練習の中に持ち込むこと。これを「マインドセット」として定着させることが何より重要です。

カイロプラクターとしての「進化」は、一朝一夕になされるものではありません。 今日行ったような地道な触診、反復練習、そして医学的知識の積み重ね。これらを愚直に継続した者だけが、10年後、20年後に本当の意味での成果を手にし、大輪の花を咲かせることができます。

近道はありません。 今の「本気」の積み重ねが、未来のあなたの手を作るのです。

今日皆さんが見せてくれたその真剣な姿勢を、明日からの日常でも持ち続けてください。素晴らしい講義でした。


徒手療法大学 学長 米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック(D.C.)/ 医学博士

ロサンゼルスでの10年の臨床経験と、医学的エビデンスに基づいた教育を日本に広めるべく活動中。名古屋駅前での臨床歴は18年を数える。「真のカイロプラクターは一朝一夕ならず」を信条とし、毎朝の筋トレと瞑想を欠かさない実践者でもある。技術だけでなく、患者と向き合う「心」を育てることに情熱を注いでいる。

名古屋・神戸・札幌のカイロプラクティックスクール|徒手療法大学ではカイロプラクティックを学びたいという将来のカイロプラクターを募集中です。

名古屋校で開催された胸椎・肋骨テクニック(筋膜リリース・触診)の実技講習の様子を公開。肋間神経痛や関連痛の鑑別診断を含めた実践的な学びと、将来選ばれる治療家になるための練習への向き合い方について、徒手療法大学学長が解説します。
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